例によって
気胸で入院してまして、本日退院しました。
最近では割と珍しくもない病気なようなので
知らない人のためも兼ねて軽く説明しますと、
気胸とは肺に穴があき、吸い込んだ空気が
肺の外(身体の胸の中)に漏れて、肺が縮む病気です。
骨や針などが刺さったわけでもなく、日常生活を送るだけで
何の理由も無しに穴があくことを【自然】気胸といいます。
背が高く、痩せ型の10~20代の男性に多い傾向があるものの、
年齢体型と全く関係なく発症する人もいるようです。
通常は自然治癒で治りますが、
症状が重い場合や、
一度自然治癒しても再発率がかなり高い病気なので
再発した場合は手術することが多い。
症状としては肺に穴があくとどうなるかというと、
穴があいた時(気胸が起こった時)は
穴の大きさにもよりますが、結構苦しいです。
健康な状態から、
片方の肺が10~20%縮んだだけでも
歩くだけでも少し息苦しくなります。
完全に縮むとまともに歩くこともできなくなります。
但し、両肺同時に起きたり、重症なのに放置したりしなければ
それほど危険な病気じゃないし、手術自体も
割と一般的な手術らしく、死の危険性が高い病気ではありません。
気胸とは直接関係ありませんが、余談として、
肺は1つ摘出しても生きていくことは可能なようです。
上にも書いた通り、
健康な状態から中度以上まで突然肺が縮むと
通常の生活すら怪しくなるのに、
完全に取ってしまうと
身体が適応できるようになるのか不明ですが、
気胸体験者としては驚くべき話でした。
話を戻しますが、
自分は数年前に右胸で手術しています。
その時に、もう苦しい思いはせずに済んだと
思ってましたが、どうやら甘かったようです。
今回は左胸の肺で発症、再発が何度か起こってしまったので、
再発を抑えるために手術を選択しましたが、
最悪なことに、除去しきれないほど
将来的に穴があきそうな箇所(ブラという)が
小さいながらも多くあったようです。
一応今回左胸は全てカバーしていただいたようですが、
左胸のみブラだらけになっているのもおかしいので
右胸もブラだらけになってしまっているかもしれないし、
再発と手術を繰り返すハメになる可能性があります。
昔、右肺を手術した頃にネットサーフィンで色々調べた時は、
気胸の手術経験数が多い人の体験談を読んでも、
「もっと大変な人がいるんだ・・・」と哀れみを感じると同時に
「自分はそこまで酷くないのだから」と前向きに考えていたのに
(当時の自分は右肺にでかいブラが1個あるだけだった)、
今になって、まさか自分がそうなる可能性が高いと来るとは
夢にも思いませんでした。
手術した当日や翌日に帰れる病院もあるようですけど、
一般的な処置をする病院では1~2週間かかります。
自分が特別痛がりなのもあるかもしれませんが、
前回同様、正直2度と体験したくないです(´・ω・`)
過去~現在、色々調べた結果と経験上、
自然気胸に関する知識は無駄に高まっているので
他にも色々書けることはありますが、キリがないのでこの辺で・・。
そういえば、唯一良かった点として、
最初は余裕がなくて全然気づかなかったけど、
担当医の一人がめっちゃ美人(カワイイ)で、
毎日回診があったので、かなり癒されました。
まさに『美人すぎる女医』やった・・・。